ベトナム・インドシナ  2009/02/20(金曜日)
第一電子工業が進出、コネクタ製品生産[IT]

コネクタの総合メーカーでフジクラ系の第一電子工業(DDK、本社・東京都江東区)が100%出資する現地法人DDKベトナムは17日、南部ビンズオン省のべトナム・シンガポール第2工業団地(VSIP2)で工場の起工式を行った。将来計画も含めた投資総額は2,500万米ドル。工場は10月に操業開始予定で、セットメーカー向けにコネクタ製品を生産する。

第一電子工業によると、DDKベトナムの資本金は現在は100万米ドル。工場建設の進捗に合わせて400万米ドルに増資予定としている。

第1次工場は8月に竣工予定。敷地面積は3万1,000平方メートルで、建屋面積は2,610平方メートル。現地スタッフのスキルアップを図りながら順次、工場を増築し、部品から製品組み立てまでの一貫生産工場へと拡張予定という。従業員数は、現建屋で約500人の予定と述べた。

べトナム工場での生産は、当初はコネクタ製品の普及品タイプの製品組み立てから開始。将来、工場を増築してプレス、モールド(金型)、メッキラインを整備し、部品から製品組み立てまで拡大させていく、と話している。

製品の販売先について第一電子工業は、「アジアに進出しているセットメーカー、また欧州、米国、日本」と明らかにした。販売目標は、当初は年間5億円程度を計画しているという。一方、部品の調達ルートは、同社海外拠点からの輸入と、現地に進出している日系企業や地場企業からと述べた。

■「人件費で優位性」

第一電子工業は日本国内では栃木県真岡市、海外ではタイ、中国の上海などに工場を構える。同社は昨今の世界同時不況下、新たにベトナム進出を選んだ理由について、「為替や製造能力の増強などに関わるリスクの分散と、コスト対応力を考慮した時にタイ・中国に比べ人件費が安いベトナムの優位性がある」と説明。一部製品のタイ・日本からべトナムへの生産移管は考えていると明らかにした。<ベトナム>

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