シンガポール 2010年3月2日(火曜日)
JNTO、過去最大規模の商談会開催[観光]
日本政府観光局(JNTO)シンガポール事務所は1日、日本各地の自治体、観光業界関連業者やシンガポール、マレーシア、インドネシア、ブルネイの旅行業者が参加する大型商談会「ビジット・ジャパン・トラベル・トレード・ミート」を開催した。日本全国の関係者を集め、域内4カ国の旅行業者を対象にしたイベントを開催するのは初めて。今年は訪日観光客数1,000万人達成を目指す「ビジット・ジャパン・キャンペーン(JVC)」の目標年であることから、域内で観光客誘致の拡大を図る。
JNTOシンガポールの担当者は、NNAの取材に対して「これまでは日本の自治体、地域ごとに当地で観光プロモーション・イベントを実施していたが、今回は全国約20の団体・企業、約50人が一堂に集まった。域内ではシンガポールのトレンドを追って訪日旅行の人気が高まりつつあるが、同国に比べて周辺国は日本の情報を収集できる機会が少ないとの声も業界関係者から挙がっており、需要があっても情報提供が追いついていなかった。域内から約160もの旅行関係業者が参加したが、それだけイベントに対する期待が高いことの表れだろう。1つの国がシンガポールで行う観光イベントとしては、過去最大規模だと思う」と話した。今年は景気回復の追い風を受け、訪日旅行の伸びに期待が高まっている。
イベントは自治体の観光プレゼンテーションと商談会の2つで構成。後者は参加者が自由にブースを回る従来型のビジネス・セッションと、あらかじめ日本の参加者側が域内の旅行業者に予約を入れ、時間を設定して行うビジネス・ミーティング・セッションの2種類を実施。「従来型だと出展者の話を聞けない業者も出てくるので、今回初めて予約制を導入した」(同担当者)という。
日本からは北海道観光推進機構、東北観光推進機構、九州観光推進機構や沖縄観光コンベンションビューロー、石川県、富山県、福井県、岐阜県、長野県といった自治体、プリンス・ホテルズ&リゾーツ、北海道のニセコ・フリーダム・インなどの宿泊施設、トヨタ・レンタリースの計22者が参加した。滋賀県、和歌山県、軽井沢の高級旅館「星のや」を運営する星野リゾートなどは、シンガポールで開かれる観光商談会に今回初めて出席。域内の観光、MICE(ミーティング、インセンティブ、コンベンション、エキシビション)、教育など幅広い分野の業界関係者を対象に、地元の最新情報を紹介した。また北海道、東北、岐阜の各団体はスライドを用いて観光名所などをアピールした。
先週末開催された旅行代理店協会(NATAS)の旅行フェアでは、日本パビリオンの売り上げが国・地域別で最大だったという。JNTOは、今後も今回のような大型商談会をNATAS開催直後に実施する予定だ。