台湾  2013/08/28(水曜日)
金仁宝、自社ブランドの3Dプリンターを発表[IT]

金仁宝グループは26日、3Dプリンターの自社ブランド「XYZprinting」を発表し、第一弾モデルとして業界最安値の低価格機種を発売すると明らかにした。今後3年内で世界市場シェア1位を狙う。



27日付工商時報などが伝えた。低価格機種の「ダビンチ」は、最低市場価格の4万2,000台湾元(約14万円)を大きく下回る1万5,000元で発売する。3D成型方法は熱溶解積層法(FDM)を採用しており、一般の個人向け機種に比べて、より大きな製品の成型が可能だ。9月に予約販売を開始し、12月の出荷開始を見込んでいる。

金仁宝グループでネットワーク機器などを手掛ける金宝電子工業と泰金宝電通は7月に、3Dプリンターの合弁「三緯国際立体列印科技」を設立していた。

金仁宝グループの許勝雄董事長によると、来年には中~高級機種も発売する。今後3年間の3Dプリンターの販売目標は計100万台。現在市場シェア1位の米3Dシステムズの最近3年間の販売量2万5,000台を大きく上回る。

3Dプリンター産業の市場調査会社、米ウォーラーズ・アソシエイトによると、2012年の3Dプリンターの市場規模は22億400万米ドル(約2,173億円)に上った。同社は今後7年間は毎年2桁成長が続き、21年には108億米ドルに達すると見込んでいる。

■米大統領を支持

米国のバラク・オバマ大統領が製造業呼び戻し政策の重点項目の一つに挙げるなど、3Dプリンターへの注目度は世界的に高まっている。一方、台湾ではEMS(電子機器の受託製造)世界最大手、鴻海精密工業の郭台銘董事長が「商業用の大量生産には向かない」として3Dプリンターの発展に慎重な見方を示した。これに対し許董事長は「現在はまだ『ふ化期』であり、軌道に乗るのは2~3年後。郭董事長は良い友人だが、オバマ大統領の見方を信じる」と述べ、期待を示した。



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