11億人の消費市場〜ものづくりニッポンの挑戦

巨大な人口を抱えるインドで今、消費市場が急拡大している。車、家電、加工食品、日用品、各種サービスまで同国の消費者の購買活動が活発化。この一方で、複雑な法律、未開放の小売り、インフラの未整備など難題も多い。

NNAは今回、インドの消費市場を相手にする日系企業の取材の第2弾を実施。魅力的だが手ごわいこの市場に、「ものづくりニッポン」はどう挑むのか。


第2回「紙おむつ文化を広めたい、ユニ・チャームがインドをくるむ」



1日15回――。これは、赤ちゃんを育てているお母さんやお父さんが常に気にしていることと、非常に関係が深い数字だ。

それは、生後3カ月までの赤ちゃんの1日の排せつ回数。衛生用品や医療用具などの製造販売会社で構成される日本衛生材料工業連合会によると、排せつのリズムは個人差があるほか、授乳・食事量により異なるが、生後3カ月まではだいたい1日15〜20回ほど。6〜12カ月ぐらいになると10〜16回前後という。排せつ機能が未熟な乳幼児は1回の尿や便の量が少ないため、 回数が多くなる。

そんな赤ちゃんに必要なのが、おむつ。中でも、手軽に使い捨てできる紙おむつは現代日本の子育てに欠かせない存在となっている。

一方、ここインドで紙おむつを購入するのは、まだまだお金に余裕のある一部の層に限られる。デリーに暮らす企業経営者の男性は、「都市の富裕層や中間層の間では、紙おむつを使う家庭は多い。ただ、それ以外の層では布おむつ、あるいは何も着けていないケースが少なくないのでは」と話す。

[P  R]

[P  R]

[P  R]